思考のかけら

日々頭に浮かんだことを、徒然に雑然と書いていきます。

スーパーの左回りと右回り

私はほぼ毎日近所のスーパーに通っている。
その日の晩御飯のことは、そのスーパーに行ってから判断する程度には頼りきっている。
今日もいつもと同じスーパーに寄って帰ってきた。

 

いつも何の気なしに店内を回っていたが、最近その回り方について考えていた。
それというのは、店内の配置が右利きにとって有利にセッティングされているのではないか、ということである。
ちなみにショッピングカートを使用する場合は、私の考えは当てはまらないかもしれない。

 

私の行くスーパーは左回りを基本とした店内の配置となっている。
店に入ると、私から見て右手の方に買い物かごが設置されているので、それを右手で取り上げる。
私は右利きなので、買い物かごをそのまま右手に持って歩くことが多い。
店内では巡回ルートの外周と内周にそれぞれ商品が置かれている。
店の玄関からストレートに進むと、右手に外周、左手に内周という歩き方になる。
構造は立方体のようになっており、玄関からまっすぐ進めば角に行き着き、左に方向転換することになる。
次の角まで行けば、また左に舵をとる。


私はまず外周を一通り見た後、京都の区画のように整然と各棚が整理された内周にシフトしていく。
その時の気分や必要に応じて、好きな時に外周から内周にシフトしたりもする。
このシフトは、いつも左回りに行われている。

 

この左回りがスムーズに行われているのは、買い物かごを右手に持っているからである。
というのも、左半身に進路を妨げるものがないからである。
このため進路を変える時に、目の前の角をかすめて最短ルートを駆け抜けることができるのである。

 

何度か逆行して右回りで店内を回ったこともあるが、全くしっくりこなかった。
右手に持つ買い物かごのせいで、右に方向転換しづらい。
最短ルートで駆け抜けようとすれば、右手側の角に配置された商品にかごをぶつけてしまいそうになる。
さらに左回りで巡回していたお客さんと衝突する形となり、事故の原因にもなりうる。
 

どうやら右利きで、かつショッピングカートを使用しない私にとっては、スーパーは左回りが自然なようである。
これからも左回りの私に有利な配置をしてくれている近所のスーパーさんにはお世話になることだろう。

 

それにしても、スーパーというとても身近な施設の中でも、よく見てみると実に様々な工夫がなされていると感じる。
見慣れた日常をじっくり観察する癖をつけたいと思う。