思考のかけら

日々頭に浮かんだことを、徒然に雑然と書いていきます。

シュパンヌンク

シュパンヌンクとは日常に溢れたものである

今ここでキーボードを叩いている指先の感覚、これはシュパンヌンクである

ベランダから差し込む光と、その光により生み出されるカーテンの淡い影を視覚で捉える、これもシュパンヌンクである

昼飯前の腹の鳴りと収縮感、これもシュパンヌンクである

便座シートをつけていない便座に座ってひんやりびっくりする、これもまたシュパンヌンクである

さればこそシュパンヌンクは日常に溢れていると言えるのである

シュパンヌンクとはゲシュタルトとほぼ同義とされる

このシュパンヌンクを日々日々感じとることに努めるのである

シュパンヌンクされること、またシュパンヌンクすることを習慣とすると、物事は極めて簡略化されて意識の中に立ち現れる

シュパンヌンクの下では四角や三角や丸や曲線や直線での捉え方となる

現代アートと呼ばれるものはこのシュパンヌンクを抜きに考えることは難しそうである

シュパンヌンクされた上で描かれたものは写実的とはいえないかもしれない、あるいは最も写実的とも言えるかもしれない

シュパンヌンクによって四角や三角や丸や曲線や直線で捉えられまた描かれた画面から、また新たな想像と創造が生まれる、これは無限の創造性を秘めている

シュパンヌンクとは事物の解体と創造の手段と言える