2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧
竹のごとく根は強く持ち、節々は風に任せてしなやかに吹かるるべし。さすれば強情ゆえの骨折りも少なからん。
やる時の動機付けは一つだが、やらない時の言い訳はたくさんある。
一期一会の大勢の前で歩行信号を無視して足を踏み出すのは、講義室の質疑応答で誰もがうつむいているのに一人だけ手を挙げる時よりは随分気楽な行為に見える。
ほどけた靴紐を踏むのは大抵他人ではなく自分の足だ。
子育ては親が自らの死を子に見せることで完結する。
盗った奴が悪いのか?人が盗りたくなるような物を人前で見せびらかして誘惑する奴が悪いのか?
波止場で見知らぬ女の子が手を振って迎えてくれる船旅は豪華客船クルーズにはるかに勝る。
どうせまた腹が減るのになぜ飯を食うのか、という問いに対しては、今腹が減っているから、と答えるしかないだろうか。
泣いている子供にハンカチを渡すのが親の役目だろうか。それとも泣き枯れるのを待つのが親の役目だろうか。
一冊の本を一度読んだだけで済ませるくらいならば、いっそ読まない方が有意義な時間を過ごせる。
瞼を閉じても目は裏返らない。
腹が減っても戦はできる。ただ勝てないだけだ。
若い時分の失敗は、老後の酒の肴になる。
最も恥ずかしく無価値なのは、誰かを傷付けて人を笑わせることである。このような笑いしか生み出せない者は、他の誰かが人を笑わせる時、同じように生贄となっている。